No.130 7,000,000,000分の1
お元気ですか?
阪神の金本選手(44歳)が現役引退を表明しましたね。
「鉄人」と呼ばれ、2010年には連続試合フルイニング出場記録(1492試合)の世界記録を樹立。
デットボールを受けて、左手首を軟骨骨折してもバッターボックスに立ち、右手一本でヒットを打った姿は皆さんもよくご存知かと思います。
そんな金本選手が引退を表明した席上で「10歳から野球を始めて、7割~8割はしんどいことで、2割~3割しか喜びや充実感はなかった」と話しました。
みんなが憧れる「プロ野球選手」として長年スポットライトを浴び続け、地位も名誉も財も手に入れ、何不自由ない生活を送ってきたと思っていましたが、「7割~8割はしんどいこと」の言葉を聞いた時は、「地位や立場は関係なく、誰もが皆、何かを抱え、何かを背負って生きているんだなぁ」と改めて思いました。
先日、妻が誤って携帯電話のデータを初期化してしまいました。
電話帳など全てのデータは消去され、今でもコツコツと復旧作業を行っています…(涙)。
「明日は我が身」と思い、私も現在入っている全データをバックアップしました。
その時にビックリしたのが電話帳の登録件数…。
なんと500件を越えていたのですっ!
「いつの間にこんなに増えたんだろう」と「あ行」から改めて見直してみました。
だいたい20%はお店や取引先などでしたが、残りの80%(400件)は今まで出会い、交流を深めた方々です。
それを見た私は「携帯に登録してある人は400件しかないけど、今までどれだけの人たちと出会ってきたんだろう…」と思いました。
この世に誕生してから~保育園~小学校~中学校~高校~アメリカ時代~サラリーマン時代~脱サラ後…。
今まで何万人とまではいかなくても、何千人の人たちと出会ってきたと思います。
仮に今までを4,000人とすると、40歳の私が80歳まで生きたとしたなら
単純に2倍にすると8,000人。
現在の世界人口は70億人、その中で日本の人口が1億2000万人。
そう考えると、「一生のうちで出会える人の数って限りがあるなぁ~」と思います。
限りがあると思うと同時に1つ1つの「出会い」がとても貴重なことだと感じます。
もし、私がアメリカに生まれていたなら、もし、私が北海道に生まれていたなら、今とは全く違った人たちと出会いながら生活しているのです。
(逆に言えば、今まで出会った人たちとは一生会うことがなかったということでしょう…)
時には「あんな奴とは出会いたくなかった!!」なんて思うこともあるかもしれませんが、
「7,000,000,000分の1」の確率で出会えたと思えたならば、目の前の家族や友人、そしてこれから出会う1人1人を今よりもっと大切に出来るんじゃないかと思うのですっ!
ではまた!!