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  • 執筆者の写真店長

No.161 激痛

お元気ですか?

先週のブログでご紹介させていただいたゴルフの祭典「マスターズ」はオーストラリアのアダム・スコットが見事に初優勝を飾りました!

オーストラリア人としては初の快挙で、きっと地元ではお祭り騒ぎだったと思います。

期待のタイガーウッズは惜しくも優勝に手が届きませんでしたが、

確実に全盛期の強さが戻っていますので、6月に開催されるメジャー第2戦「全米オープン」に期待したいと思いますっ!

今週の火曜日(16日)の事です…

朝起きた時からお腹の調子が悪く、なんとなく違和感がありました。

さほど気になるほどではなかったのですが、昼ぐらいから徐々に痛みが激しくなり、お店が一番忙しくなる夕方を前にして立っていられないほどの激痛に襲われました…。

現在の鶴田店は、私と40代の女性スタッフの2人で揚げ場をこなしていますが、忙しい時間帯はまだ私しかこなせません。

痛みをごまかすために「気のせい、気のせい、全然痛くないっ!」と何度念じても、更に痛みが増し、「脂汗」は出てくるは、「めまい」はするはで「救急車」の3文字が頭をよぎりました。

でも、せっかくお店に来て下さるお客さんのため、そして自分やスタッフの生活のために「それは出来ないっ!」と歯を食い縛って痛みに耐えていましたが、限界が迫ってきました。

その時、子供の頃からお腹が痛くなった時に飲んでいた「赤玉」が頭に浮かびました。

この「赤玉」は私のお腹と相性が良く、どんな痛みでも1回飲めばピタッと治まってしまう「魔法の薬」なのですっ!

しかし、自宅に買い置きはなく、すがる思いで店から10分の距離にある実家へ電話を入れると母の声が聞こえたので、心配をかけないよう激痛に堪えながら、

澄ました声で…

「ちょっとだけ腹の調子が悪いんだけど『赤玉』ある?」

「あるよ」

「そんなに急ぎじゃないんだけど、お店に持って来られる?」

「行けるよ」

「あっそう。じゃあ慌てないで大丈夫だから適当に持ってきて。じゃあねぇ~」

電話を切ると再びうずくまり、なんとなく意識が遠のいていく感じでした。

待っている時間はとてつもなく長く感じました。

揚げ場にいても真っ直ぐに立つと余計に痛みが増すので、腰が曲がったおじいちゃんのように前かがみになって仕事をしていました。

しばらくすると母が赤玉を持って来てくれました。

激痛で歪んでいた顔を元に戻し、「大丈夫?」と心配そうな母に「大したことないんだけど、一応飲んでおこうかと思ってさ」と出来る限りの笑顔を見せました。

母が帰ったことを確認すると、再び顔を歪めながら薬を飲み、再びジッと痛みに耐えました。

30分ぐらい経つと少しだけ痛みが和らぎ、なんとか最後(PM7:30)まで「お店」としては無事に営業することが出来ました。

今回の「腹痛騒動」で今年の目標でもある「店長不在での完全営業」を改めて痛感しました。

お店がオープンしてから3年。

幾度となく風邪をひいたり、腰痛に悩まされたりと体調が優れない時はありました。

サラリーマン時代なら間違いなく休んでいたような体調の時も、自分で商売を始めてからは「休む」という選択肢はありませんでした。

「ありませんでした」というより考えたこともありません。

でも、「もし今回の激痛が朝からだったらどうだっただろう…」と自問自答すると、

今まで考えたこともなかった「休む」という選択肢が顔を出したかもしれません。

「店の都合で店を休む」

これほど格好悪く、惨めなものはありません。

冠婚葬祭は別にして、自分の体調や子供の行事などで「臨時休業」の看板を出すのは一番やってはいけないことだと思います。

お店をやっている以上、そこが一番のベースであり、そこが崩れてしまうと、店に対する「信用」を失うものだと思います。

しかし、私も生身の人間。

いつ何が起こるか分かりません。

私が店に立てなくなって…

「しばらくお休みさせていただきます」

自分の生活、スタッフの生活も大切ですが、何より「鳥亀」を支持して下さる方々に対してそれだけは避けなくてはなりません。

「店長不在での完全営業」

1日でも早く実現し、「安定営業」が出来るよう頑張りたいと思いますっ!

そして、もう1つ…

激痛に耐えている時は「何もいらないからこの痛みだけ取ってくれっ!」と本気で思いました。

やはり「健康は宝」であり、健康であるからこそ、仕事が出来て、家族と出掛けられて、ゴルフが出来て、友達と酒が飲めて、将来を見つめられるのだと思います。

そんなことを改めて考えさせてくれた今回の「激痛」は、二度と味わいたくない痛みではありますが、決して「無駄」ではなかったと思うのですっ!

ではまた!!

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