No.168 自分次第
お元気ですか?
「梅雨入り宣言」が出されたはずなのに雨が降った日は数える程度…。
ひょっとすると気象庁の宣言ミスで「本当はまだ梅雨入りしてないんじゃない?」と思うぐらい太陽が絶好調ですよねっ!
深刻な「水不足」の場所もあり、農作物は満足に育たず、ダムの貯水率も2%台を記録しているところもあると聞きます。
やはり雨が降る時期にはしっかり降ってもらわないといろんなところで支障をきたすものですね。
昨日、第5回目の「AKB総選挙」が行われました。
会場となった横浜の日産スタジアムにはなんとっ70,000人を超えるファンで埋め尽くされたということです。
フジテレビでも長時間にわたってその模様が放送され、ご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
私は、特にファンということではありませんが、彼女たちの「ひたむきさ」にはとても好感を持っています。
上位16名が「選抜メンバー」として表舞台に立てるわけですが、世代交代の波が押し寄せ、昨年とは顔ぶれがガラッと変わりました。
なんと言っても、絶対的エースと呼ばれた地元栃木県出身の大島優子を抑え、150,000票以上を獲得して第1位に輝いた指原莉乃は最大のサプライズだったのではないでしょうか。
画面を見ていた私は「きっと励まされる人は多いだろうな…」と思いました。
指原さんといえばちょうど1年前に「恋愛スキャンダル」をきっかけに九州のHKT48に移籍となりました。
本人は「『HKTのメンバーたちやファンのみんなに受け入れてもらえるだろうか』ってスゴく不安でした」とスピーチの中で本音を漏らしていました。
でも、きっと「ここが私の生きる場所」と気持ちを切り替え、相当な努力を積み重ねてきたのだと思います。
指原さんの場合は「移籍」という言い方になりますが、サラリーマンの世界で言えば「左遷」です。
会社が大きければ大きいほど「左遷」や「降格」はよくある話です。
大切なのは「その時」にどういう気持ちで現実と向き合うかだと思います。
「あぁ~もうヤル気が出ないからテキトーにやっていくか…」
と思うのか
「よしっ!また新たな気持ちで一生懸命頑張ろうっ!」
と思うかでは3年後、5年後には雲泥の差です。
きっと指原さんは後者であり、「与えられた場所」で懸命に頑張った結果が今回の「第1位」に繋がったと思います。
逆に言えば、もし移籍せず、今でもAKBに所属していたら今回の「第1位」はなかったでしょう。
人生は本当にわかりません…。
自分に合っていると思ったことが、全く合わないこともあれば、自分では向いていないと思ったことが、やってみるととんでもない能力を発揮して「こんな自分もいたのかっ!」と自身で驚くこともあります。
部活を頑張っている学生たちにもこれは当てはまります。
野球部に所属して、サードのポジションを目指していたのにポジション争いに敗れ、セカンドに回される。
サッカー部に所属して、フォワードを目指していたのにディフェンダーに回される。
でも、本人のヤル気次第ではセカンドやディフェンダーで開花することも少なくないと思います。
そういう場面に出くわした時は、「自分は試されている」という前向きな気持ちを持つことが何より大切だと思います。
前向きな気持ちを持って一生懸命に頑張ったからといっても誰しもが、今回の指原さんのように「結果」を出せるものではないでしょう。
でも、一番大切なのは、その時の「結果」ではなく、後になって「あの時は頑張った」と胸を張れる自分がいるかどうか…。
そういう1つ1つの積み重ねが、その後の長い人生で立ちはだかる苦難や逆境を乗り越えるための大きな力になると私は信じています。
「自分を本当に励ましてくれるのは過去に頑張った自分だけ」 by 武田鉄矢
ではまた!!