No.177 どっちのタイプ?
お元気ですか?
梅雨明け直後は「今年の夏はどうなっちゃうの?」と思うぐらい猛烈な暑さに襲われましたが、その後はしばらく落ち着き、「んっ!?今年はこんなモンで夏が終わるのか?」と甘い考えでいたら…
再び「今年最高の暑さ」の記録を連日更新するほどの猛暑続き…。
揚げ場はとんでもない状態になっています。
仕事が終わると汗ダク状態で車に乗り込み、家に帰ると風呂場へ直行!
風呂上りにキンキンに冷やした部屋で飲むキンキンに冷えたビールが「命の水」に感じる今日この頃です!
私も今年で41歳。
40代というのは周りを見渡しても仕事やプライベートで「リーダー」として活躍する場面が多くなってくる年代です。
父親から「社長」という立場を受け継いだり、スポーツ少年団では「監督」という立場を任されている友人や知人が増えてきました。
特にスポ少の監督は「子供相手」だから苦労も多いようです。
私は野球部に所属して小学校~中学校まで過ごしましたが、大変厳しい指導を受けました。
今では考えられませんが、夏なんか昼食の時以外は「水一滴」飲ませてもらえませんでした。 (その当時はどこでもそれが当たり前だったと思います)
褒められることは少なく、それでも歯を食い縛って毎日練習に明け暮れていました。
監督をやっている何人かに話を聞くと、皆が口を揃えて言うのは…
「今は褒めながら教えないとダメな子供が多い」ということでした。
もちろん厳しく指導して伸びる子もいますが、ほとんどは「褒めて伸ばす」というスタイルだそうです。
どちらのタイプなのか「見極める」のも一苦労だそうです。
そういう話を聞く度に私は必ず同じことを質問します。
「最後の最後に伸びる子はどっちのタイプ?」
皆の答えは一致します。
「『叩かれて伸びる子(打たれ強い子)』だねっ!」(注・「叩かれて」といっても暴力ではありませんよ)
叩かれて伸びる子というのは教えたことに対して自分で何かしら「一工夫」加える子が多いのだそうです。
逆に、褒められて伸びる子というのは教えてもあまり話を聞いていない時が多いのだそうです。
昔は子供が多かったので、厳しい指導や練習に耐え切れず、辞めていく子供がいても、残った子供たちで十分に成り立ちましたが、今は6年生だけでは1チーム作れるところは少なく、5年、4年は当たり前、ヘタすれば3年生や2年生まで混ざってやっと1チーム出来るなんてこともあるそうです。
そういう事情もあって、指導方法も変わってきたのだと思います。
でも、そんな「褒められて伸びるタイプ」ばかりの人間が増えたらどうなるでしょう。
その子たちが社会に出たら…
最近、若者の「3年以内の離職率」が非常に高いそうです。
いろいろな理由があり、それが全てではありませんが「褒められて伸びるタイプ(叱られて萎むタイプ)」がそのまま大人になってしまったのではないかと思うのです。
誰だって褒められれば嬉しいものです。
でも、「社会(世の中)」はそんなに甘くはありません。
決して「褒められて伸びるタイプ」が悪いというわけではありませんが、せめて何かしらのスポーツに携わっている子供たちには、そのスポーツを通して「叩かれて伸びるタイプ(打たれ強い子)」にマイナーチュンジ、もしくはフルモデルチェンジしてもらいたいと思います。
だって、大人になって最後まで何かを成し遂げたり、何かを掴み取る人間は、間違いなく「叩かれて伸びるタイプ(打たれ強い人間)」ですからっ!
ではまた!!
次回のブログ更新は8月25日(日)ですっ!