No.190 マイホーム
お元気ですか?
先日、TBS系「金スマ」で「唐揚げ特集」が放送されました。
放送翌日には、その影響からか、たくさんの方々にご来店いただき、PM7:00前には「完売」となりました!
2010年にフジテレビ(スーパーニュース)で「からあげ鳥亀」が紹介された時も2週間ぐらいはとんでもない状態が続いたことがあるので、「テレビの影響力って本当にスゲェ~なぁ!!」と改めて驚かされました!
先月、友人の「マイホーム」が完成しましたっ。(おめでとうっ!)
嬉しさはあるにせよ、「こんなに疲れるとは思わなかったよ」と一言洩らしました。
私にはその気持ちがスゴく分かります。
私も2009年にアパート暮しにピリオドを打ち、35年ローンでマイホームを建てました。≪家を建てた翌年(2010年)に無一文で『脱サラ』ですからギャンブルのような人生です(汗)≫
私は子供の頃から「家」に対して物凄い憧れを持っていました。
というのも私の実家は古民家で、囲炉裏こそありませんでしたが、玄関を入ると広い土間があり、大黒柱は一辺が70cmぐらい。天井を見上げると大黒柱に負けず劣らずの太い柱がむき出しになっている昔ながらの家でした。
今では兄の結婚を機にリフォームして様変わりしましたが、黒光りした太い柱たちは健在で、それを見るととても落ち着きますし、歳を重ねたせいか、最近は「古民家風に建ててもよかったなぁ~」なんて思うこともあります。
でも、子供の頃は違いました。
新興住宅地などに住む友達の家はピカピカで、中に入ると壁はまっ白いクロスで部屋が明るく感じました。
オシャレな照明器具は付いているし、窓は全てアルミ製のサッシ。しかも出窓なんてオシャレな窓も付いていました。
それに比べ、私の家は、なんとも言い表せない変わった色の吹付けた壁。窓やガラス戸は木のフレームで鍵は回すたびにキュキュと音がするねじ込み式でした。
冬になると、戸の隙間から風が入ってきて本当に寒かったです。
子供の頃は、その寒さに震えながら布団の中で1冊のノートに自分が思い描く家の外観や間取りを何度も何度も描いていました。
20代になると、それに加え、建てる予定もないのに「住宅展示場」を見て歩くのが大好きでした。
展示場のスタッフは、どう見ても「冷やかし客」である若造に、ヤル気がなさそうに「宜しければアンケートにご記入いただけますか?」などと決まり文句を言ってきたので、私はいつも決まって「年収…2000万 職業…医者」といきがってみせたものです。
こんな感じでしたから、マイホームを建てる時は本当に気合いが入りました。
父が設備業だったこともあり、父がお世話になっていた工務店にお願いして「完全注文住宅」を選びました。
ハウスメーカーと違って、一般工務店は細かいところまで要望に応えてくれます。
部屋の間取りはもちろん、天井の高さ、廊下の幅、階段の勾配、サッシの位置等、可能な限り対応してくれました。
たまたま、前に勤めていた会社から近い場所に土地を買って建てたので、「営業マン」の特権を生かし、着工から完成まで1日も欠かさず、少なくとも1日に2回は必ず顔を出し、大工さんと密に打ち合わせをしながら完成しました。
私もクタクタになりましたが、大工さんの「自分の家を建てた時より3倍疲れたよ」の一言で、私の家に対する「こだわり」がどれだけのものだったかお分かりいただけるかと思います。
完成した時は「パーフェクトだ!」と思いましたが、住んでみると「やっぱりこれは正解だった!」と思う点もあれば、「こうしておけば良かった…」と後悔する点も見えてきます。
もし、これからマイホームを考えている方がいらっしゃったら参考になるかもしれませんのでいくつかの良し悪しをご紹介させていただきます。
良かったことは…
・予算はオーバーしたけど玄関ドアを「ワイヤレスキー」!
小さい時に子供を抱っこした時や、両手に重い荷物を持っている時はかなり重宝します。
(毎日使う箇所は少し無理をしてでもグレードの高い物を選んだ方が良いと思います)
・脱衣室にエアコン!
お風呂に入る前、季節に合わせた温度でスイッチオンしておくと風呂上りが快適です。
(冬場は入る前に浴室の扉まで開けてエアコンを付けておくと更に快適で、歳をとってから「ヒートショック」の心配もなく、高価な「浴室暖房」などいりません)
あと、間取りを工夫してでも脱衣室に洗面化粧台&洗濯機は置かない方がベストだと思います。 (脱衣室は1坪あれば十分な広さです)
・寝室のTVはベッドに仰向けに寝ながら観られるように高い位置に壁掛け
オフタイマーをセットしてから観ると消し忘れもないし、寝る時と同じ姿勢で心地よくTVが観られます。
(ルームリンクにすると、他の部屋に置いてある録画機(ブルーレイレコーダーなど)で録画した番組が別の部屋でも簡単に再生出来るので便利です)
後悔している点は…
ズバリ!! 「床暖房」を導入しなかったことです。
我が家は「リビング階段(部屋の中に階段がある)」にしましたが、夏場は冷たい空気が下に残るので快適ですが、冬場は暖かい空気が全て階段から2階に上がってしまい部屋が十分に温まりません。
床暖房を導入していれば、床から暖かくなりますので今よりは全然違った快適空間になったと思います…。
「マイホーム」は1つの大きな夢であり、一生で一番高い買い物になる場合がほとんどです。
消費税の「2段階アップ」に伴い、「この機会にマイホームを建てるか!」と決意した方もいらっしゃるかと思います。
ハウスメーカーの場合は、制限が多くありますが、研究に研究を重ねた「工法」は間違いし、デザインはどれを取っても「最先端」です!
一方、一般工務店は、屋根材や外壁はもちろん、サッシや建具、クロス、床材、キッチン、トイレ、お風呂などあらゆるものが予算の範囲内で自由に選べます。
「安心を選ぶならハウスメーカー」、「こだわるなら一般工務店」と言った感じでしょう!
って言うか…
ここまで書いて気がつきましたが、何年か前のブログでこんな内容の話をしたような、していないような…
…まっ いいかっ!!
ではまた!!