top of page
  • 執筆者の写真店長

No.205 3度目の「3・11」

お元気ですか?

この時期になると、テレビや新聞で毎年恒例の「今日の花粉情報」を目にします。 今年は花粉の飛散量が比較的少ないので、今のところ「悲惨な状態」にはならずに済んでいますっ!

花粉症の人たちにとっての春は、冬を乗り越えた「喜び」と花粉症の「辛さ」が入り混じってしまいますので、花粉たちにはこのまま大人しくしていてもらいたいと願っていますっ!

明日で「東日本大震災」から丸3年が経ちます…。

今でも「あの日」のことは鮮明に憶えています。

でも、思い出そうとすればすぐ思い出せても、震災前と変わらぬ生活を取り戻せた人たちは、震災関連のTV番組やニュース、新聞記事などを目にしない限り、思い出すことは少なくなってきているのではないかと思います。

中には「いやっ!そんなことはない!!」と、今でもボランティア活動をされている方もいらっしゃるでしょう。

それはそれで、とても素晴らしいことだと素直に思いますし、その真似できない「継続力」には頭が下がります。

あの時、日本中が泣き、日本中の思いが「東北(被災地)」に向けられました。

多くの人が「自分には何が出来るか…」と考えたことでしょう。

私も例外ではなく、その「何」を考え、お店で義捐金活動をし、集まったお金を自らの手で宮城県の南三陸町へ届けに行き、想像を絶する光景を目の当たりにしました。

でも、現実的に「自分の生活」がある私には、結局それしか行動を起こすことが出来なかったのです…。

震災後のブログで「被災された人たちの心を本当に癒してくれるのはお金でも物でもなく、時間しかない」と書きました…。

今でもその思いは変わりません。

しかし、「時間が経ち、少しずつ亡くなった家族のことを思い出す時間が減ってきました。日々の生活の中でも少しずつ笑顔が出るようになりました。でも、『自分だけが笑顔になっていいのか?』と自己嫌悪に陥ってしまう時があります…」という切実な被災者の声を聞いたことがあります。

被災地では新たな建物が建ち始め、メディアを通して、目に見える「復興」を感じ取ることが出来ます。

でも、人の心は目に見えません。

心の復興の象徴はやはり「笑顔」であり、様々な思いと葛藤しながらも、少しでも多くの笑顔が取り戻せることを願い、せめて「3月11日」という日は東北に気持ちを傾けたいと思っていますっ!

ではまた!!

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page