No.206 共同財布
お元気ですか?
先日、謝罪会見を開いた佐村河内 守氏に引き続き、STAP細胞で一躍「時の人」となった小保方 晴子氏の「ねつ造」も発覚し、連日さまざまなメディアに取り上げられていますね…。
佐村河内氏の「人間偽装」が発覚した時は、「地道に努力を重ねてきた小保方さんを見習えっ!」と思っていましたが、まさか小保方さんまでもが…
これ以上、地位や名声を得たいがためだけの「成り下がった日本人」は目にしたくありませんし、なりたくもないので「反面教師」と捉え、額に汗しながらコツコツと毎日を過ごしていきたいと思っていますっ!
先々週のブログで、「スマホ(携帯)の登場によって学生たちの恋愛スタイルが大きく変わってきた」というお話をさせていただきました。
でも、これは学生に限った事ではなく、「恋愛」をしている全ての人、全ての年代に当てはまると思います。
一番「恋愛」をする年代はどの年代でしょう…
個人的な意見を言わせていただければ、自分の経験も踏まえて「20代」だと思いますっ!
20代に入るとほとんどの人が「社会人デビュー」を果たし、さまざま環境が変わってきます。
働いて収入を得るようになることが最大の環境変化ですが、それに加え、さまざまな年齢層の人たちと「仕事」を通じて知り合い、コミュニケーションをとるようになります。
男女を問わず、「恋愛」に対しても積極的になる人が多くなり、毎週のように合コンなどの「出会いの場」に参加する(出来る)のもやはり20代でしょう。
最初に付き合った人が「運命の人」になることは少なく、さまざまな恋愛を経験しながら「生涯のパートナー」を探し続ける、20代はそんな「恋愛の旅路」のような10年かと思います。(これはあくまでも私が32歳で結婚したからこその考えですが…)
でも、20代はハッキリ言って…「金がないっ!」(特に男は!)
給料が安いくせに何かとお金を使ってしまうのです。
財布の中に「諭吉さん」が長期間寝泊まりすることは稀で、長くても「2泊3日」ぐらいでご出発っ!
別の「諭吉さん」がお泊りに来て、「大歓迎っ!諭吉様」と心の中で横断幕を掲げても、また数日後にはご出発となることが常でした…。
何日か前の新聞に「若者の恋愛事情」というタイトルのアンケートが載っていましたが、見ると「恋愛はお金がかかる」の問いに、女性は30%が「YES」、男性は倍の60%以上が「YES」と答えていました。
「分かるっ!分かるぞ!その気持ちっ!!」
根本的に男とは「見栄を張る生き物」です。
食事や映画に行き、彼女が自分のバッグから財布を取り出す仕草を見たくはありません。
例え、自分の昼飯代を削っても、買いたいものを我慢しても、そんなことは微塵も感じさせず「俺に任せとけオーラ」を冷や汗をかきながら放つものです。
彼女も彼女で、最初の頃はその都度、バッグから財布を取り出し、「私も出すよ」の素振りを見せますが、しばらく経つとバッグさえ開かなくなります…(汗&涙)
もうこうなったら「俺に任せとけスパイラル」からは二度と抜け出せませんっ!
こんな経験ばかりしていたので、当時の私が同じ質問をされたなら、迷わず「YES!」と答えたに違いありませんっ!
そう…
妻と出会うまでは…
私の一方的な「一目惚れ」でした。
友人を介して、なんとか食事に誘うことが出来た時は本当に嬉しかったぁ~!
初めて妻を助手席に乗せて握ったハンドルは、汗でツルツル滑ったことをよく憶えています。
ゴリゴリとゴリ押しして、なんとか付き合うことが出来ました。
互いに鹿沼市内で仕事をしていたので、仕事の後はよくデートをしました。
週末も含めると多い時で週4~5回は会っていたと思います。
しか~し!
相変わらず「俺に任せとけオーラ」は全開。全開どころか過去最高のオーラを放っていました。
「このペースで会っていたら絶対身が持たん…。でも会いたい…」
そんな思いを抱きながら付き合って1ヶ月が過ぎた頃、
妻の「2人で一緒にいる時に使うお金は出し合おうよ」と、生まれて初めて聞く言葉が耳に飛び込んできたのです。
「そんなことしなくても大丈夫だよっ!」
ギリギリというか、破たん寸前の状況でも私は意地を見せました。
それでも妻は言いました。
「2人の共同財布を作ろうっ!その財布に毎月二人で決めた金額をお互いに入れて1ヶ月を過ごそうっ!」
「そんなことカッコ悪くて出来ねぇ~よ」と私が拒絶すると
「長く付き合いたいからっ!」
その嬉し過ぎる言葉に思わず頷き、2人で財布を買いに行きました。
確か、2000円ぐらいの安い財布でしたが、その財布も2人で半分ずつ出し合って買いました。
今思い出すと、あの「共同財布」での付き合いはとても良い思い出です。
入金直後はホクホクですから美味しいモンを食べたり、カラオケに行ったり出来ますが、給料日前になると案の定「残金わずか」となりました。
そんな時は「今日は吉野家にしとくかっ!」と二人で吉野家に入り、カウンターに並んで牛丼を頬張りました。
マックのドライブスルーもよく利用し、車の中で食べながら夜中までいろいろ語り合ったりもしました。
どこかに旅行に行く時や、2人の記念日などはその都度「臨時徴収」をしながら楽しい日々を送り、めでたく結婚することが出来ました。
「この人と結婚したい」と思った理由は数多くありますが、心のどこかで「共同財布の提案」も1つのファクターになったような気がします。
「婚活中」の女性のみなさんっ!
全ての「男」が私のような見栄っ張りだとは思いませんが、底辺に流れているモノは同じだと思います。
でも若い頃は金がないっ!
哀しくなるほど無いんです…。
どうか「この人っ!」と思える男性と出会い、お付き合いすることになったなら「共同財布」を是非とも提案していただきたいっ!
最初はきっと私のように「そんなこと出来るかっ!」となりますが、言い方さえ間違わなければ大丈夫!
…っていうか、「共同財布」を活用して付き合うと、「付き合っている」という実感も湧きますし、相手の金銭感覚も垣間見ることが出来て、その後の「大きな決断」をする時にもかなりの効力を発揮すると思いますよっ!
ではまた!!