No.226 新キャプテン
お元気ですか?
「激タフなお盆営業」や「夏季休業」などで3週間ぶりの更新となってしまいました…
気持ち新たに再び「週イチペース」でキーボードを激しく叩き続けますのでこれからも末永くお付き合い下さいっ!
夏の甲子園は「大阪桐蔭(大阪府)」の優勝で14日間の熱い闘いに幕を下ろしました。
我が栃木県代表の作新学院は惜しくも初戦敗退という残念な結果に終わってしまいましたが、先輩の息子さん(横尾選手《キャッチャー》)はまだ2年生なので来年の活躍に期待したいと思います!
息子が所属するスポ少野球部も夏の大会で6年生が引退となり、5年生を主体とした「新チーム」が活動し始めました。
でも、新キャプテンに選ばれた男の子の名前を聞いて正直「大丈夫なのか?」と心配になってしまいました。
…というのも、その男の子はとても大人しく、外野(レフト)でノックを受けている時などは指導者が何か指摘をしても声が小さすぎて返事が全く聞こえないのです。
指導者が「全然聞こえない!」と言って何度も大きな声を出させようとしてもサードまで聞こえるのが精一杯…。
ところが…
一昨日、息子を練習に送っていき、30分ぐらい練習を見ていると…
今まで聞いたこともない大きな声で下級生たちに指示をしているではありませんか!
キャッチボールの時にも皆の声が出ていないと「もっと声出せぇ~!!」とグランド中に響き渡るほどの元気な声!
きっと誰かに言われたからではなく、「俺はキャプテンになったんだ!」と自分自身で自覚し、今まで覆っていた硬い殻を自らの手で打ち破ったのだと思います。
「立場が人を育てる」
これはなにも子供だけの話ではなく、社会人として働く我々大人たちにも大いに当てはまる言葉だと思います。
あなたの周りにもいませんか?
それまで何をするにもチャランポランだった人間が、部下を持つようになったり、責任のある仕事を任されるようになった途端、人が変わったようにイキイキと働いている社員が…
ああだこうだと指導するよりも、思い切って「立場」を与えてしまった方が人は成長しやすいのだと思います。
中にはそのプレッシャーに押し潰され、逃げ出してしまう人間もいるでしょう。
でも、不安や怖さと戦いながら、自分を奮い立たせ、失敗を繰り返しながらも挑んでいくことが自分の成長に繋がっていくのです。
「辛いことや苦しいことを乗り越えた時にだけ人は成長することが出来る」と私は確信しています。
激流の川に飛び込み、「本当に向こう岸まで辿り着けるのか?」と恐怖におののきながらも泳ぎ出し、泳いではみたものの、まともに息継ぎすることも出来ず、もがきながらも「この泳ぎ方じゃダメだ!」とアレコレ試行錯誤を繰り返しながら泳ぎ続け、やっとの思いで岸に這い上がり、息を整えてから振り返って対岸を眺めた時にだけ実感できる何かが必ずそこにはあるのです。
新キャプテンがこれから1年、どのようにチームをまとめていくのか…
1年後に引退する時、どんな「キャプテン」に成長するのかを楽しみにしながら見守っていきたいと思っているのです!
ではまた!!