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  • 執筆者の写真店長

No.231 情報の波

お元気ですか?

おととい(27日・土)、長野県と岐阜県の県堺にそびえ立つ「御嶽山噴火」のニュースが日本中に流れました。

行楽シーズンということで登山客も多く、今もなお多くの方々の安否が確認されていません。

紅葉で色鮮やかな姿を見せていた木々達は一瞬で大量の灰に覆われ、TV画面に映し出される映像を目にすると「白黒テレビか?」と思うほど山は一色に染まり、またしても自然の怖さをまざまざと見せつけられた思いがします…。

今回の「御嶽山噴火」のニュースもそうですが、パソコンや携帯電話(スマホ)の普及で私たちが得る情報は20年前に比べると「量」、「スピード」共にとてつもない変化をもたらしました。

ニュースを観ていると昔から「視聴者提供」の映像は時々流れていましたが、現在は事件、事故、特に自然災害に関してはスマホなどの動画撮影による「視聴者提供」がほとんどです。

「竜巻」と聞くと、一昔前はアメリカの「ハリケーン」しか知らず、日本で発生するなんて考えもしませんでしたが、ここ数年は日本のあちらこちらで竜巻による被害が確認されています。

これはなにも最近になって竜巻が発生するようになったわけではなく、昔は情報が乏しく「突風」として扱われたことが多かったからだと思います。

東日本大震災やさまざまな自然災害、そして今回の御嶽山噴火…。

その場に居合わせない報道関係者では決して撮影できなかったであろう「衝撃映像」を目にすることで「事の重大さ」を知るという面だけで考えるならば良いのかもしれません。

しかし、ニュースだけに限らず、さまざまなメディアから膨大な情報が日々私たちに襲いかかってきます。

その最たるものはなんといっても「インターネット」でしょう。

スマホの登場でその距離は更に近づきました。

分単位で溢れ出るニュースや情報の多さにはとても太刀打ちすることは出来ず、多くの人は「情報の波」に飲まれているように思えてなりません。

たった3ヶ月前の出来事が「遠い昔の記憶」となり、「そんなこともあったね」と懐かしさすら憶えることもしばしばです…。

いやおうなしに毎日飛び込んでくる情報を整理するだけで頭がいっぱいいっぱいになり、それを打破するための能力として無意識のうちに過去を忘れてしまうのかもしれません。

でなければたった3年しか経っていないあの「東日本大震災」の記憶がここまで薄れることはないはずです。

スマホ(インターネット)はとても便利です。

私も事あるごとに活用しています。

調べたいものは瞬時に調べられますし、近場のお店では手に入らない物も「購入ボタン」をクリックするだけで数日後には手元に届きます。

これから先、更に「ネット社会」は加速していくでしょう。

それはそれで「否定」をする気は決してありませんが、タバコを吸う人が吸いたくない時に「なんとなく吸ってしまう」というような使い方は減らしてみてはいかがでしょう。

特に寝る前は暗闇でスマホの画面とにらめっこするよりも、外に出て、綺麗になってきた秋の夜空をしばらく眺め、頭を休めてから眠りについた方がきっと「いい夢」が見られると思いますよっ!

ではまた!!

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