No.261 その名は「松村 厚久」
お元気ですか?
遅ればせながら…「明けましておめでとうございます!」
本年も「からあげ鳥亀」を宜しくお願い致します。
今年の冬は記録的な暖冬で本当に過ごしやすいですよね!
毎年、12月に入るとインナーウェア(ユニクロ ヒートテック)を上下とも装着して過ごすのですが、なんと今年はまだ一度も装着せず生活出来ちゃっています!(ただ単に太ったせいなのか?)
個人的にはこのまま春になってくれれば本当に嬉しいのですが、この暖冬で大打撃を受けている人もたくさんいます。
冬は冬らしい寒さの方が社会全体的には良いのでしょうね。
寒い冬を乗り越えた後の春の訪れは喜びも格別ですもんねっ!
一昨夜、ベッドに入りながら何気なくTVを観ていると、映し出された映像に思わず釘付けになってしまいました。
番組はフジテレビの「Mr.サンデー」。
特集として放送された人物は…
私自身、この番組を観て初めて知った人物なので、知らない方も多いかもしれませんが、2001年に1号店となるコンセプト・レストラン「ヴァンパイアカフェ」を銀座にオープンさせ、わずか10年で100店舗を達成しました。
その店舗は決してチェーンやフランチャイズなどの同業態ではなく、1店舗ごとに業態を変えたコンセプト・レストランとしての100店舗達成なのです!
これは飲食業界として前人未到の快挙です。
でも、皆さんはいくら「前人未到の快挙」と聞かされても「まぁ~各分野でそれぐらいの功績を残した人はたくさんいるよね!」と思われるかもしれません。
私もそう思いました。
この松村厚久というカリスマ社長の姿見るまでは…
松村社長は今、難病と言われている「パーキンソン病」と闘っています。
発症したのは2005年、38歳の時でした。
30代での発症は稀で「若年性パーキンソン病」と診断されました。
パーキンソン病というのは、体の震えや動作が遅くなったり、筋肉が硬直して、歩行や姿勢保持に障害が出来ます。
ボクシングの元世界チャンピオン「モハメド・アリ」や俳優「マイケル・J・フォックス」などがこの難病と闘っていることはご存知かと思います。
2005年といえば、すでに松村社長が会社の総指揮官として、更なる高嶺を目指しているまさにその時だったのです。
「5年間は薬物治療などで症状や進行を遅らせることが出来る」
医者からそう告げられたそうです。
大多数の人は、もしこの病に直面したなら、将来を悲観し、仕事に対する情熱は失せてしまうのではないかと思います。
でも松村社長は違いました!
「5年間はなんとかなるんだ!」とプラスに捉え、5年後となる2010年までに「100店舗100業態達成」を目標に掲げ、不自由な体を酷使しながら見事に達成したのです。
それから5年経った現在の姿がTVに映し出されましたが、その姿は「壮絶」の一言に尽きました。
薬の効果である程度は支障をきたすことなく生活出来る日もあるということですが、それは日に日に少なくなってきているそうです。
昨日出来たことが今日はもう出来なくなる場面が増えてきたと言います。
体は自分の意に反し、時には硬直し続け全く動けなくなったり、歩いては転び、立ちあがっては倒れ、言葉もうまく話せず、パソコンのキーボードを使って思いを伝えることも出来ません…。
そんな状態であっても多くの社員や友人の献身的な支えがあり、
2015年になんとっ!「東京証券取引市場第一部上場」を果たしたのです!
症状が悪化し、「もうこれ以上は隠しきれない」と2014年の6月、親交があった作家の 小松成美さんに「病気のことも含めて私のことを全て書いてほしい」と依頼し、2015年8月に1冊の本が完成しました。
本のタイトルは「熱狂宣言」
私はTVを観た翌日、早速「TSUTAYA」へ行き、1冊だけ在庫があったそれをゲットすることが出来ました!
300ページを超える本ですが、すでに半分は読み終わり、今は松村社長の生い立ちの場面を読んでいます。
私自身、「バイタリティ」に関してはあまり負ける気がしませんが、松村社長のそれは恐ろしいほどに凄まじく、もし仮にお会い出来ることがあったしても、松村社長の目を直視出来ないのではないかと思うくらいです。
特集が終わり、スタジオのコメンテーターが「1000人分の人生を生きているような凄さがありますね」とコメントしたように、観ていた私も「もう十分でしょ。ゆっくり体を休ませた方がいいですよ」と言いたくなるような痛々しいその姿であっても、
松村社長は「その人に耐えられない苦しみを神様は与えない」と言い切り、
「300業態1000店舗」という更なる目標を掲げ、不自由な体を酷使しながらも、まさに全身全霊で「今日」という日を懸命に生きているのですっ!
ではまた!!
次回更新は2月2日(火)です!