• 店長

No.267 ツバメ

お元気ですか?

まだ7月に入ったばかりだというのにあちらこちらで35℃を超える猛暑日が記録されています。(汗)

熱中症で病院に搬送された人数も昨年同時期に比べて数倍とのこと…。

NASAが発表した「今年は過去最高の暑さ」という予想は日に日に現実味を帯びてきましたし、今日の新聞には、8月の栃木県は過去最高数のゲリラ豪雨が予想されています。

「おいおいっ!いったい今年の夏はどうなっちまうんだよっ!!」と恐怖すら感じる今日この頃ではありますが、自身の健康管理はしっかりやりつつも、「なるようにしかならない!」とある意味開き直って1日1日をしっかり乗り切っていくしかありませんねっ!

6月初旬、私が毎日のように利用しているコンビニの軒先にツバメが巣を作りました。

驚くほどの早さで立派な巣が出来上がり、間もなく子供たちの元気な声が聞こえるようになりました。

いつからか、買い物を終えると、タバコを吸いながらツバメの巣を眺めることが私にとって楽しみの1つとなり、買う物が無くても立ち寄って、しばらくツバメの巣を眺めることもありました。

見ていると、何処からともなく親ツバメが巣に戻ってきて子供たちに口移しでエサを与えます。子供たちは「僕にちょうだいっ!!」と言わんばかりにピィピィピィと大きな声で鳴きながら小さな口を目一杯に開けてそれを受け取ります。

その巣には5羽の子供たちが身を寄せ合って暮らしていました。

やはりツバメにも人間と同じく性格があるようで、「我先に!」とがっついている子供もいれば、後ろの方でおとなしめに口を開いている子供もいます。

ウンチをする時に巣からちっちゃいお尻を出してポロッと地面に落とす仕草がなんとも可愛いっ!

誰に教わったわけでもないのに、ちゃんと巣の外にウンチをするその仕草を初めて見た私は思わず「スゲェ~!スゲェ~!」と声を出してしまいました。

でも、なんと言っても「スゲェ~!」のは親ツバメです。

お父さんツバメとお母さんツバメは交互にエサをくわえて巣に戻ってきます。

だいたい2分ごとに戻ってきます。

それをずっとずっと繰り返すのです。

たまに近くの電線に停まり、休憩しながら、夫婦揃って巣を見つめたり、向かい合っておしゃべりをしているように見えます。

「あっちの林の方がいっぱいエサがあるよ」

「あらそう!じゃあ今度はそっちに行ってみようかしら!」

きっとそんな会話をしているのでしょう。

十分な休憩もとらずに親ツバメは再び雑木林の方へ飛んで行くのです。

子供たちのためだけに今を必死に生きている親ツバメを羨望の眼差しでみつめている自分がいました。

私は今まで「子供のために…」と思いながら仕事をしたことが一度もありません。

今でも店の中で仕事をしている時に子供の事を考えながら仕事をすることはありません。

そんな私でも、息子にプレゼントをあげて喜ぶ顔を見た時は自分の事のように嬉しいですし、たまに家族で外食をし、息子が美味しそうに食べる姿を見たり、年に一度の家族旅行で楽しそうな姿を見ると「よしっ!もっともっと頑張るぞぉ~!!」と全身に力が漲ることは毎度のことです。

でも、それは結果的にそう思うのであって、仕事の最中に「よしっ!頑張って野球のグローブを買ってあげよう!」とは思わないのです…。

そんな自分を「俺は父親としてどうなのか?」と自問自答することが時々あります。

以前のブログで書いたように、私が脱サラを決意したのは家を建て、35年の住宅ロ‐ンを組んだその年です。(37歳)

結婚をして、子供も生まれ、家まで建てたなら、「安定」を望み、そのまま大人しくサラリ‐マン生活を続けるのが普通です。

でも、私は「死ぬ時に自分の人生を後悔だけはしたくない」という思いだけで脱サラを決意しました。

収入を増やしたいとか、好きな時に休みたいなんて思いは微塵もありませんでした。

言わば「自分本位」な考えだけで、自分自身が納得する生き方をしたいがために決意したのです。

そんな暴走を許してくれた妻には心から感謝しています。

ヘタをすれば「離婚話」になってもおかしくはない話です…。

世の父親たちはどうなのだろう…

「今日も子供の笑顔を守るために」と思いながら職場に向かうのだろうか…。

「今日も子供のために頑張るぞ!」と思いながら働いているのだろうか…。

子を持つスポ‐ツ選手はどうなのだろう…。

プロ野球選手やプロサッカ‐選手、プロゴルファ‐たちは試合前や試合中に「子供のために…」と思いながらプレ‐しているのだろうか…。

もしそうだとしなら、死と隣り合わせのF1レ-サ-なんて、怖くてハンドルを握れなくなるのではないでしょうか…。

今、こうしてキ-ボ-ドを叩きながら改めて考えてみても、やはり私にはツバメのように自分の身を粉にして子供のためだけに働いているという感覚は持ち合わせていません。

出来る限りのことはしてあげたい、出来る限り時間を共有したいとは思いますが、「子育て」は私の人生の一部であり、全てではないのです。

無責任な父親だと思われるかもしれませんが、逆に私が「我が人生のすべて」という空気を放ったなら、息子は息苦しくなり、窮屈な思いを抱くような気がします。

少なくとも私ならそう思います。

親の数だけ「子育て」に対しての考えはあり、「正解」なんてものは存在しないのかもしれませんが。決して後悔だけはしないよう、私は私なりのやり方で限りある時間をこれからも共に過ごしていきたいと思っています!

ではまた!!

次回更新は8月11日(木)です!

3回の閲覧

© 2023 by Aaliya. Proudly created with Wix.com