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  • 執筆者の写真店長

No.271 永久不変

お元気ですか?

朝晩めっきり寒くなってきましたねぇ~。

散歩が大好きな愛犬ペコも、徐々に早朝の散歩をためらい始めてきました。昼間はまだ暖かさを感じる日が多くありますが、気温の差が大きいこの時期は体調を崩しやすいので要注意です!

今年はインフルエンザも早めに流行の兆しを見せているようなので、体調管理には十分に留意し、元気良く2016年を駆け抜けましょう!

先日、TVを観ていると、思わず「アホかっ!」と言いたくなるような話題が目に留まりました。

それは、とあるマンションの住民集会で「マンション内挨拶禁止」という規則が決まったという内容でした。

「時代の流れ」でさまざまなことが目まぐるしく変わっていく昨今ではありますが、わざわざ挨拶まで禁止にするマンションが現れるとは…。

「挨拶重要視人間」の私にとっては本当に悲しく、そのマンションに住む人たちの気持ちは逆立ちしても理解出来ませんし、する気にもなれません。

挨拶は人として生きていく上でもっとも大切な万国共通のコミュニケ‐ションアイテムであり、挨拶から全てが始まると言っても過言ではないと思います。

近所付き合いや人間関係が希薄になりつつある今日、挨拶を交わすことも一昔前に比べると、さまざまな場面で減ってきているのではないでしょうか…。

最近は、子供に「知らない人には挨拶をしてはいけない」と教える親がいると聞きました。

人それぞれ、考え方が違いますから全否定することは避けますが、その親からすれば、防犯策と考えているのでしょうけど、私の考えは「真逆」です。

元気良く挨拶することが一番の防犯策に繋がると本気で思っています。

学童野球をやっている息子には、野球を始めた時から「どんな時でも挨拶や返事は大きな声で元気良く!」とずっとずっと言い続けています。

野球の日は、学校に近づくと車内で毎回「おはようございますっ!!」と私が大きな声で叫び、息子がその後に続きます。それを3回繰り返します。その後に「いくぞっ!!」と叫ぶと息子は「はいっ!」とこれも3回やって返事の練習をしてから到着します。

それでもなかなか合格点をあげられるような挨拶や返事は出来ていません…。

プレ‐に関して怒ることは滅多になりませんが、挨拶や返事、教わる態度に対しては今まで何回も家でブチ切れたことがあります。(本気で辞めさせようと思ったこともありました)

野球部の中に、いつでも大きな声で元気良く「おはようございますっ!!」と挨拶が出来るT君という小学3年生の男の子がいます。

そんなT君が、上級生から「お前、そんなに大きい声で挨拶して恥ずかしくないの?」と言われたことがあると息子から聞きました。

私はその話を聞いた時、「恥ずかしいのは元気良く挨拶が出来ない上級生、お父さんから見たらTは最高にカッコいいよ!Tの挨拶を聞くとお父さんまで元気が出る!どんなに野球が上手くても、元気良く挨拶や返事が出来ない選手をお父さんは何とも思わない。全員がTみたいな挨拶が出来るようになったらもっともっと強いチ‐ムになれる!練習をすればするほど上手いチ‐ムにはなれるけど、練習だけじゃ強いチ‐ムにはなれないんだよ。上手いチ‐ムと強いチ‐ム、最後に勝つのは強いチ‐ムだから!」

息子はちょっとだけ分かったような顔をしていました。

自慢ではないのですが、私は子供の頃から挨拶だけはよくしました。

田舎に住んでいたので、通学路は見渡す限り田畑の道を歩いて学校に通っていました。

帰り道にはよく近所のおじいちゃん、おばあちゃんが畑仕事をしていました。

どんなに遠くにいても必ず私は「こんにちはぁ~!!」と大きな声で挨拶をしました。

手を振って応えてくれるおじいちゃんもいれば、入れ歯が外れちゃうんじゃないかと思うくらい、負けじと大きな声で挨拶を返してくれるおばあちゃんもいました。

挨拶を交わすだけで気持ちがほっこりしたものです。

こんなこともありました。

ある日の学校帰り、畑仕事をしているおばあちゃんにいつものように「こんにちはぁ~!!」と挨拶をしてもおばあちゃんは私の声に全く気付かず、黙々と仕事をしていました。

私が更に大きな声で「こんにちはぁ~!!!」と言っても気付かず、意地になった私はありったけの声で「こんにちはぁ~!!!!」と絶叫しても全くの無反応でした。

家に帰り、そのことを母に話すと「あぁ~あのおばあちゃんは最近耳が遠くなっちゃったからよく聞こえないんだよねぇ」

納得するまでに時間はかかりませんでした…。(汗)

子供の頃からの習慣で、今でも気がついた時は必ず自分から挨拶をします。

習慣とは恐ろしいもので、挨拶をしないとなんとなくスッキリしないのです。

いつの時代も「今の子供は…」なんてことをよく耳にしますが、「今の子」を形成しているのは親をはじめとする「今の大人たち」です。

誰しも生まれた時はみんな真っ白な画用紙です。

その画用紙に描いていく線や色は親をはじめとする大人たちの影響がかなり大きいのです。

(特に小学生の頃は)

昔からのことが全て正しいとは思いません。

私自身、子供の頃に教わったこと全てが正しいとも思っていません。

でも、「挨拶の大切さ」だけは永久不変のものであり、100年経っても、1000年経っても人として生きていく上で最も大切な「基本」であると私は思います。

私は誰がなんと言おうと、相手がどういう反応をしようと、身を持ってそれを実践し続けていきますし、息子には、バットの振り方やボ‐ルの投げ方は忘れてしまったとしても、挨拶だけはしっかり出来る大人になってほしいと願っています。

「笑顔」と「挨拶」

これさえあれば人生なんとかなりますからっ!

ではまた!!

次回更新は12月18日(日)です!

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