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  • 執筆者の写真店長

No.272 ジグソ‐パズル

お元気ですか?

毎年の事ながら、12月に入ると加速度を増して日々が過ぎていき、トイレの日めくりカレンダ‐をめくることすら忘れてしまうくらいです。

きっと「新たな年を気持ち良く迎えたい!」という思いから、「アレ」も「コレ」もと、やっておきたいことが増える月だからそう感じるんだろうなぁ~と思います。

今年も残すところあと2週間!

これから更に加速度を増す日々に流され、溺れることなく、しっかりと予定を立てながら1つ1つ確実にクリア‐して、自分なりの2016年をコンプリ‐トしたいと思っています!

私がこの世に誕生してから16000日、この商売を始めてからは2500日以上もの日々を過ごしてきました。

振り返れば、今思い出しても笑顔になってしまうくらい嬉しかった日もあれば、思い出すだけで奥歯を噛みしめるほど悔しかった日、何十年経った今でも夢に出てきてうなされるくらい辛く苦しい日々もありました…。

もちろん、記憶に残っていないたくさんの平凡な日もあります。

でも、たとえどんな日であろうと、「1日」でも欠けたとしたら「今日の自分」は存在せず、その1日1日の積み重ねが今ある自分を作り上げたのです。

先日、妻と那須のアウトレットに行った時、何気なくジグソ‐パズル屋さんに立ち寄りました。

壁には完成したパズルがたくさん展示してあり、中学時代に300ピ‐スのパズルをやっこら完成させた程度の私には、1000ピ‐スのパズルは圧巻でした。

ジブリアニメやワンピ‐ス、富士山や世界の絶景シリ‐ズのパズルをジックリ眺めていると、フッとこんなことを考えました。

「どのパズルも1ピ‐スでも欠けていたら…」

考えてみると人生もパズルによく似ていると思います。

1ピ‐スを1日と考え、「人生80年」とするならば、うるう年も計算に入れると、なんと「29220ピ‐ス」。

1000ピ‐スどころの話ではありません!

組み合わせる前のパズルは1ピ‐ス1ピ‐スが無色透明で自らの手で色を塗っていくのです。

嬉しかった日はオレンジ、悲しかった日は青、怒り狂った日は赤、最悪な日は黒、そして平凡だった日は白…。

最初から見本となる完成写真など一切ありません。

その1色1色(1日1日)が模様となり、「唯一無二」の壮大なパズルが完成するのです。

パズルを組み合わせていく作業もまた「人生の縮図」と言えるでしょう。 

ピタピタと面白いようにうまくいく時もあれば、どう向きを変え、頭を抱えながら考え抜いたとしても、全くうまくいかず、途中で投げ出したくなる時もあります…。

そんな時は、たくさんのアドバイスをもらったり、やり方を参考にしながら、何かしらの方法でパズルを組み合わせていくのです。

今日のあなたの1ピ‐ス(1日)は何色でしたか?

今年1年を振り返るとどんな色模様になりそうですか?

明るい色ばかりで鮮やかに彩ることが出来た人、嫌な事が多く、暗い色ばかりが目立つ人、中にはただ1色、真っ黒なパズルだけを組み合わせ続けた人もいるのではないでしょうか…。

でも大丈夫です!

だって、それは人生のほんの一部であり、29200ピ‐スのうちのたった365ピ‐スに過ぎませんから!

明るい色だけのパズルは一見鮮やかで綺麗に見えますが、「味わい深さ」は無いように私は思います。

ところどころ黒が混じっていた方が、パズル全体にメリハリがあり、締まって見えると思うのです。

間もなく新しい年がやってきます。

12月31日の1ピ‐スまでしっかりと色を塗って組み合わせ、2016年という80分の1のスペ‐スをキッチリ仕上げましょう!

そして、やがてくる2017年も、先を見過ぎず、後を振り返え過ぎず、目の前の1ピ‐スを大切にして、さまざまな色で「唯一無二の壮大なパズル」を作り続けていきましょう!!

ではまた!!

次回更新は1月26日(木)です!

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