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  • 執筆者の写真店長

No.291 雲泥の差

お元気ですか?

先月末に関東地方では早々と「梅雨明け宣言」が出されたと思った直後にグンッグンッグンッ!と気温も一気に急上昇!!

連日の猛暑日で揚げ場は軽く50℃を超え、熱の溜まった体を冷やすために、夜は寝ている時もエアコンをフル稼働し、キンキンに冷やした部屋でなんとか体をリセットしながら生き延びています…。

この先もしばらくは暑い日々が続く予報が出ていますので、「夏の親友(エアコン)」とベッタリ仲良く過ごしていきたいと思います。

(「この世にエアコンが無かったら…」って考えると本当にゾッとしますよねっ!)

息子は夏休みに入り、ほぼ毎日、朝から夕方まで部活に明け暮れています。

学校から出された宿題の量もなかなかのものなので、小学生の頃みたいに友達と遊べる時間はほんのわずか…。自分の中学時代と比べると、ちょっと可哀想になるくらいです。

先日、普段はなかなか行く時間が取れないので、夏休みに入ったらしっかり治そうと決めていた首の痛みを完治させるため、朝から総合病院に行きました。

息子の首は、今まで数ヶ所の整形外科を受診したものの、かれこれ1年以上痛みが取れず、特に最近は、朝起きた時に動かせないほどの激しい痛みが毎日続いています。

原因は私にあります…。

ある夜、私とベッドの上でプロレスをやった時、息子にバックドロップという技をまともに決めてしまったのです…(汗)

その時、息子は大号泣。でも、2,3日経つとほとんど痛みがなくなったというので、「まぁそのうち治るだろう」と軽い気持ちでいたのですが、なかなか完治せず、慢性的な痛みになってしまいました…。

総合病院の待ち時間はけっこうなもの…。

やっと呼ばれて、私も一緒に整形外科の診察室に入ると、50代の男性医師が座っていました。

一通り、「問診」と「触診」が終わると、お約束のレントゲン撮影…。

再び診察室に入り、先生から「骨に異常はありませんね」とよく耳にする一言。

内心、「息子が痛がってるのは筋肉(筋)の部分なんだからそりゃそうだろ!」と思いましたが、「そうですか!良かった!」と大人の対応。

「じゃあシップと飲み薬を出しておきますので…」と早々と診察を終わらせようとしている雰囲気がプンプンと漂ったので、私は「その処方されるシップを貼って、飲み薬を飲めばちゃんと治りますか?」と聞くと…

「治りますよ!」と不機嫌そうな顔をしたのです。

その表情を見てカチンときた私は「ちなみに飲み薬ってどんなものですか?」と聞くと、答えは「ロキソニン」でした。

私は小学4年の時に野球で肘を痛め、きちんと治療しなかったので骨が変形して神経に触り、常に骨が神経を圧迫している状態なので、今でも1年中痛みがあります。

特に季節の変わり目の痛みは酷く、2週間ぐらいはロキソニンを飲んで凌ぎます。

(ロキソニンを飲むと魔法のように痛みが止まります)

それを身をもって体験しているので、「私も肘の痛みでロキソニンは飲みますが、確かにロキソニンを飲めば、その時は痛みが和らぎますが、完治はしないですよね。もっと詳しく調べていただいて、夏休みの間にきちんと治したいと思っているのですが。たとえばMRIで調べてもらうとか…」

すると、先生は更に不機嫌そうな顔で「これくらいじゃMRIなんて撮りませんよ!お父さん、私は息子さんに麻薬を打とうとしているわけじゃないですから!」

その言葉を聞いた瞬間…

「ブチッ!」

どこからともなくそんな音が聞こえました。

「当たり前だろっ!!!!!!!!」

診察室が静まり返りました。

「そんなこと当たり前だろ!あんた何言ってんだよ!!ここの整形外科は良いって聞いたから来てみたのに、シップとロキソニン出してお大事にってか!それじゃ何処行っても一緒だろ!!こういうデカい病院なら設備も整ってるし、詳しく診てもらえると思ったから来たんだよ!!」

すると…

「じゃあ野球辞めたら!」

「はっ?」

「痛みがあるのなら運動は控えた方が良いですよ!」

「野球を続けたいから治したいんですよ!小6の終わり頃は1ヶ月以上やらなかったけど、それでも痛みは全く変わらなかったんですよ!!」

「じゃあストレッチを毎日して下さい」

「こりゃダメだ…」

無感情なロボットと話しているような気持ちになり、「この人間はどんな志を持って医者という職業を選んだのだろう…」とさえ思いました。

呆れ返ってそれ以上の言葉は押し殺し、ストレッチの仕方を教えてもらっている息子の姿をじっと見ていました。

本当は別の病院に変えようと思い、薬は一切受け取らずに帰ろうかと思いましたが、その先生が、2週間後の息子の状態を再び診て、どんな風に治療を進めていくのか見てみたくなったので、とりあえず次回の予約を入れてみました。

診察室から出て、待合場所に座ると息子は「あんなお医者さん初めてだ」とビックリしていました。

自宅に帰り、お義母さんにその出来事を話すと、なんとお義母さんも膝が痛い時、その先生に診てもらったことがあるというではありませんか!

「あの先生はダメだよ。みんな担当変えてもらっているんだから。あの先生は患者から質問とかされるのを凄く嫌がるんだわ。私の時も酷かったから…」

「誰にでもあんな診察を毎日しているのか…」

例えて言うなら、私が店に立ち、お客さんに向かって「あんたは唐揚げが食べたいだろうけど手羽先の方がいいよ!」とか「いや、今日は500gじゃなくて1kg買っていきなよ!」と言っているようなものです。(ちょっと違うか…)

その日はもう1つ違う病院に行く予定を立てていました。

整形外科(首)ではなく内科です。最近の猛暑のせいか、息子の胃の調子が良くありませんでした。

ネットで調べると、今年の4月に済生会宇都宮病院で小児科の医長を務めていた先生が鶴田町(宇都宮市)に病院を開いたことが分かりました。

早速、息子と二人でその病院に向かいました。

到着してまずはその建物に驚きました! (大豪邸のような建物)

中に入ると更に驚きました!! (中まで大豪邸の雰囲気バリバリ)

でも、それを見た私は「建物は凄いけど、また気位が高いヤブ医者かもしれないな…」とある程度の覚悟はしました。

「それにしてもスゲェ~造りだなぁ」と天井を眺めていると番号で呼ばれて診察室に入りました。

中に入り、息子と一緒に挨拶をしながら先生の表情を見ただけで「あっ!この先生は大丈夫だ」とすぐに分かりました。

思った通り、素晴らしい診察でした。

(あまりにも酷い診察の後だったからなおさらそう思ったのか…)

先生は「自分の孫を相手にするかのように」息子を丁寧に診てくれました。

親に対しても説明が本当に丁寧で、自然と「ここなら安心だ」という気持ちになりました。

それに加え、看護師や受付のスタッフなどの対応も素晴らしく、「やっぱり良い先生には良いスタッフが集まるんだな~」と感心しました。

数日後、今度は妻が息子を連れてその病院に行ったのですが、終わると「本当に良い先生だね!ちょっと感動した。」という内容のLINEが入りました。

こういう言い方をすると語弊があるかもしれませんが、「先生」と呼ばれる職業に就いている人は「勘違い」する危険性が常にあると私は思っています。

お勉強ばかりで、人とのコミュニケーションを疎かにして「先生」になったような人はその危険性が非常に高くなると思います。(何処かの整形外科医のような…)

やはり医者になるなら、毎日どんなに多くの患者たちを診察したとしても、

「自分の子、自分の妻、自分の親、自分の孫、自分の兄弟、自分の友人、自分の恋人」を診る気持ちで診察しないと!

それが出来ない、出来ていないのなら「医者」」という職業に就いてほしくないと私は思います!

このブログを読んで下さっている方の中に、私と同じく栃木県在住でお子さんを持つ親御さんも多くいらっしゃると思いますので、最後にその素晴らしい病院(先生)をご紹介させていただきます。

もし、お子さんが体調を崩された時にはぜひ受診してみて下さい!

(大人の方も普通に受診出来ますよ!)

こちら→「かみやま子どもと親のクリニック」

ではまた!!

次回更新は8月31日(金)です!

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