• 店長

No.295  本当の親孝行とは…

お元気ですか?


いつもホームページをご覧いただいている方はすでにお気づきかもしれませんが、今月に入ってからホームページをリニューアルしました!


レイアウトが変わり、ちょっと違和感がある方も多いかもしれませんが、これからも「からあげ鳥亀ホームページ」にいつでも遊びに来てくださいね!


操作や編集方法が全く別物になってしまったので、私自身も違和感ばかりで、慣れるまでしばらく時間がかかりそうですが、しっかり使いこなし、「最新情報」はもちろんのこと、この「店長の一揚入魂ブログ」も今までと変わらずお伝えしていきますので宜しくお願いします!!

(ブログは10周年《2020年1月》を迎えるまではやり続けます!)





母が今年で71歳になりました。

昔は71歳というと、見るからに「おばあちゃん」って感じでしたが、今のシニア世代は皆若く、母も見た目や行動力は、今でも60代前半のパワーを感じます。


そんな母ですが、私が幼い頃から本当に苦労の連続でした…


物心ついた時から、毎日泥だらけになりながら田んぼや畑仕事をしていました。

真っ暗になるまで帰ってこないこともあったので、どうしてもお腹が空いた時は、自分でおむすびを作り、「食塩」と書かれた段ボールみたいな色をした袋に手を突っ込み、指に塩を付けおむすびに馴染ませて食べたものです。


今でもスーパーへ行き、その袋を見ると子供の頃を思い出します。


30代になるまでは、次から次へと数えきれないほどの苦労をかけ続けました。


振り返ってみると、母は兄の事も含め、「我が子」のためだけに生きてきたように思います。



2年前、実家へ会いに行った時、「お母さんが一番言ってみたい場所って何処?」と聞いたことがありました。


母は「そうだねぇ~」と言い、天井を見つめながらしばらく考えていました。


「別に連れて行ってあげるって言ってるわけじゃないんだからパッと思いつく場所を言ってみなよ」


そう言うと「一度でいいから青森の『ねぶた祭り』を生で見てみたいかなぁ~」と笑顔で答えました。


「ねぶた祭りか~。生で見たら迫力あるだろうね!」


「そう!何年か前に友達が行ったんだけど、もう1回行きたいって言っているぐらいだから凄いと思うんだぁ」


子供たちのアドバイスをなんとか聞き入れ、70歳という節目の年に50年近く続けてきた「米作り」を昨年で引退したこともあり、今年の夏、私の1つの夢(目標)であった「青森旅行(ねぶた祭り観覧)」を実現することが出来ました。


本当なら妻と息子も一緒に連れて行き、毎年恒例の「家族旅行」にしようと思ったのですが、妻は仕事でどうしても休めず、中1の息子も夏休みは部活動がギッシリ入っていたのです。


その結果、母と私の「親子二人旅」にしようと決めたのです。


旅行初日。宇都宮駅から新幹線に乗り、3時間かけて青森に向かいました。

新幹線の中では思い出話が尽きず、あっという間に時間が過ぎました。


ねぶた祭り会場周辺の宿は3ヶ月前からでも全く予約が取れなかったので、青森駅からローカル電車で20分くらいのところにある「浅虫温泉」の宿を予約しました。


ねぶた祭りは最前列の観覧席を一早く予約購入しておいたので最高の場所で見せてあげることが出来ました。


暗闇の中に光り輝く色鮮やかな何十ものねぶたは大迫力で確かに「一見の価値あり!」。



宿に戻ると小学生の時以来ですから、約40年ぶりに母と布団を並べて眠りにつきました。



翌日はレンタカーを借り、ドライブをしながら奥入瀬渓流を散策したり、十和田湖で遊覧船に乗り、夜は八戸近くの宿に泊まりました。

(私が子供の頃から「いつかは乗ってみたい!」と母がよく言っていたトヨタのクラウンを借りて助手席に乗せてあげました)



1泊目はちょっと寂れた旅館でしたが、2泊目の宿は、かなり奮発したので母は目を丸くして大喜びでした。



最終日は八戸の「せんべい汁」を食べ、帰り道の仙台でちょうど「七夕まつり」が開催されていたので、仙台駅で途中下車してグルッと見て回りました。

(牛タンも旨かった!!)


夜7時には宇都宮駅に着き、実家に送っていきました。


自宅に帰り、母に「ねぶた祭り」を見させてあげられた嬉しさに浸りながら眠りにつきました。


こんなことを書くと、中には「親孝行だなぁ」と思う方がいらっしゃるかもしれません。


でも、私の中では「親孝行をした」という思いはこれっぽっちもありません。本当です。

世間一般的には、これを「親孝行」と言うのかもしれませんが、私の中になる感情は「恩返し」、更に掘り下げて言うならば「後悔しないため」、すなわち「自己満足」なのです。

後になって「あぁ~あの時こうしてあげれば良かったなぁ」という気持ちだけにはなりたくないからです。


40歳を過ぎて、やっと親に毎年「お年玉」をあげられるようになりました。


これも言ってみれば「俺も親にお年玉をあげられるような人間になれた!」という自己満足に過ぎません。


我が息子は今年で中学1年生になりました。


気がつけば、「お父さん歴13年」になり、相変わらず「子育て」に対し、喜怒哀楽の感情をMAXに表現しながらの日々を送っています。


そのエネルギーとなるものはただ1つ!


「親としての責任」です。


親に頼らなくても、親の存在がなくとも、やがては自分の力で生き抜く力をつけてあげなくてはなりません。


でも、親の教育が全てではなく、多くの「力」は学校生活や社会に出てからのさまざまな「実体験」で養われるものだと思っています。


その「ベース」になるものを、自分の経験の中から1つでも多く伝えられたらいいなと思いながら息子に接しています。


これは、私だけではないと思います。子を持つ親の根底にある思いはこの1つなのではないでしょうか?


だから逆に言えば、「本当の親孝行」とは、美味しいものを食べさせてあげたり、旅行に連れて行ったりすることなんかじゃなく…


「あぁ~もう俺がいなくなっても(私がいなくなっても)大丈夫だな!」


心からそう思わせられること。


巷では様々なことに対して「親孝行」という言葉が用いられ、少々違う方向に向かっている感がある昨今ですが、これに勝る「本当の親孝行」はないと私は思っています!



ではまた!!


次回更新は12月31日(月)です!

1,090回の閲覧

© 2023 by Aaliya. Proudly created with Wix.com