No.303 ちょっと違うんじゃないの?
お元気ですか?
昨年は6月からとんでもない暑さとなり、今頃はすでに「夏バテ」でヘロヘロ状態でしたが、今年は7月に入ってからもさほど暑さを感じる日は少なく、ひんやりとした朝を迎えることも少なくありませんでした。
でも、あまりにも日照時間が少なく、農作物などの成長に大きな影響を及ぼしています…
やはり暑い時は暑く、寒い時は寒くないと様々な分野で支障をきたすものなのでしょう…
米の出来高などが今からちょっと心配ではありますが、関東地方も「梅雨明け」となり、
いよいよ夏本番を迎えました!
それと同時に揚げ場の気温も一気に上昇し、これからは体力消耗の日々が続きますが、昨年に比べれば「短い夏」!
睡眠時間を十分に確保して体調万全で今年の夏も乗り越えていこうと思います!!
最近、テレビを賑わしている「吉本興業」
「闇営業問題」からスタートした論点は次から次へと変わり、いつの間にか数多くの芸人さんたちがさまざまな会社への不満をぶちまけ、特にギャラの安さがクローズアップされるようになりました。
しまいには、「会社と芸人の取り分の比率を明確にするべき」との声が多くの芸人さんたちから上がっていると言いますが、それを会社側が公表する必要があるとは私は思いません。
(きちんとした契約書を交わしているなら別ですが…)
若手芸人たちが劇場などでネタを披露しても1ステージが1000円とか2000円とか…
だから、ほとんどの若手芸人はそれだけでは生活できずにアルバイトをして生活を成り立たせているとか…
……………
それって当たり前じゃないの? そういう世界でしょ?
それが嫌なら辞めるしかない。辞めるのが嫌だったら這い上がるしかない世界だと私は思います。
そもそも、その境遇を覚悟の上で吉本に入ったのでは?
芸能界(お笑い)やスポーツ界というのは、一般社会(サラリーマン)と比較対象にはなりません。
プロ野球界だって、成績を残せなければ即座に「戦力外通告(クビ)」が言い渡されます。
「今期活躍できなかったら」なんて予告などありません。
プロゴルファーだって、もし今年1億円稼いだとしても、来年の成績が悪ければ収入はゼロ。シード権(試合に出場出来る権利)さえも失います。
そういった特殊な世界に夢を求め、自らの意思で飛び込んだ人間たちはそれ相当の覚悟がなければ大成することなどあり得ないと思います。
今活躍している人気お笑い芸人の人たちだって、最初はみんなアルバイトをしながら「今に見てろよ!」という気持ちで這い上がったに違いありません。
今回の騒動の張本人の宮迫さんだって、若い頃、東京に進出してきたときは全く仕事が無くて、赤信号の横断歩道を目を閉じたまま渡り、急ブレーキで停まった車の運転手から「死にてーのか!!」と怒鳴られると、振り向いて首を縦に振ったといいます。
フットボールアワーの後藤さんもまだ駆け出しの頃、大阪と東京を往復する際に利用する新幹線のグリーン車に乗りたくて頑張ったそうです。
そして、会社からやっと活躍が認められ、「グリーン車の許可が出た時は本当に嬉しかった!」とTVで話していたことを思い出します。
あのビートたけしだって…
自身が作詞作曲した「浅草キッド」という歌には売れる前の思いがギッシリ詰まっています。

吉本興業の経営方針全てに問題がないとは思いませんが、これからもお笑い界でNo.1を維持していくのであれば、「這い上がりシステム」はある程度必要だと私は思います。
もし、一般企業のように「基本給」を設定してしまったなら、売れなくても人並みの生活は維持出来るでしょうから、才能の無い人間が勘違いしたままいつまでも「夢」にしがみつき、気がついたら…
ということになると思います。
やはりそういう世界はガッシャガッシャとふるいにかけられ、その戦いに生き残った人間だけがスポットライトを浴び、光り輝ける世界だと私は強く思います!
ではまた!!
次回更新は8月31日(土)です!!