No.304 100億円の笑顔
更新日:2019年9月1日
お元気ですか?
「俺をなめるなよ!」と言わんばかりに梅雨明け直後の太陽は本領発揮!
急な暑さに体が対応しきれなかった方も多いかと思います…
暑さには自信がある私も今年ばかりは例外ではありませんでした…
梅雨明け直後の7月31日。
「栃木県知事盃ゴルフ大会」の予選に出場したのですが、まだ前半だというのに体がやたらとふらつき、両手がしびれ、経験したことがないほど大量の汗をかき、「もしかしてこれが世にいう熱中症?」という症状に襲われ、フラフラ状態でなんとか前半を乗り切り、休憩時間は昼飯を食わずに風呂場に駆け込み、冷水シャワーを全身に浴びて復活し、なんとか後半もプレーすることが出来ました。(汗)
同伴者の一人は前半で途中棄権。その他にも体調を崩した人がいたらしく、救急車で運ばれる騒ぎとなりました…
今までは「熱中症なんて気合でなんとかなる!」と秘かに思い続けてきましたが、どうやらそういうものではないということを初めて体感しました。
寝不足気味の時や体調がイマイチの時は特に気を付けなくてはいけませんね!

「ゴルフ」といえば、プロ1年目の渋野日向子選手が海外試合初出場でなんとっ!!
メジャートーナメント「全英女子オープン優勝」の大快挙を成し遂げました!
ゴルフをやらない方は「何でそんなに騒いでるの?」って感じだと思いますが、
ゴルフをやる人たちにとっては「マジか!!!」の一言に尽きます。
「プロ1年目」、「海外試合初出場」…
マジであり得ません!!
私も布団に入りながらTV中継を観ていましたが、前半でダブルボギーを叩き、首位から落ちた時は「やっぱ無理だよな…」とTVを消して爆睡してしまいました。
でも、翌朝起きてTVを観ると…
本当に驚きました!!
プロゴルフ界にとって「海外メジャー優勝」は大きな夢でした。
男子プロで言うなら、青木功、尾崎将司、中嶋常幸のAONを始めとして多くのプロたちがトライしましたが未だ叶わぬ夢…
唯一、松山英樹がその可能性を秘めています。
女子プロでは樋口久子が1977年に「全米女子プロ」で優勝し、日本人初メジャー優勝を果たしました。
今回、42年振りに若干20歳の渋野選手が女子プロでは2人目のメジャー優勝を果たしたのです。
優勝を狙って出場したわけではないと本人も言っていたので、怖いもの知らずでガンガン攻めていけたのが一番の勝因かと思います。
でも、全英女子オープン前に日本ツアーでも早々と2勝していますし、帰国後も常に上位に入っていますから「実力」は十分兼ね備えていますよね!

そして何より話題になったのが「笑顔」!
海外メディアからは「スマイルシンデレラ」と称されるほど、多くの笑顔でギャラリーたちの心を鷲掴みにしました!
渋野選手のお母さんが言っていましたから、私もそう表現させていただきますが、
決して「器量」は良くないと思います。
でも、笑顔になった時の渋野選手は本当に魅力的で見ているこちらまで笑顔になってしまうくらいです。
もし、全英女子オープンを常に真剣モードの「笑顔無し」で優勝したとしたら、いくらメジャートーナメント優勝でもこれほど騒がれることはなかったと思います。
いや、絶対になかったでしょう!
あの「笑顔」が優勝を更に価値あるものにしたのだと思います。
帰国後、女子トーナメントは大盛況!
連日、大勢のギャラリーが渋野選手を一目見ようとトーナメント会場に足を運んでいます。
その経済効果だけでも数億円、これから先も女子ゴルフはさらに盛り上がるでしょうから数十億円の経済効果はあると思います。
渋野選手自身も各メディアで取り上げられていますし、近いうちにTVのコマーシャルにも登場するに違いありません。
よく「100万ドルの〇〇」などと表現されますが、渋野選手の場合「100億円の笑顔」と言っても過言ではないと思います。

私はいつも『「笑顔」と「挨拶」さえあれば人生は何とかなる』と思い続けてきました。
今回の渋野選手の笑顔を見ながら「やっぱりこの考えは間違いないなぁ」と再認識することが出来ました。
私自身もそうですが、男女を問わず、1人でも多くの人が渋野選手を見習って、
『辛く苦しい時でも「笑顔」、辛く苦しい時ほど「笑顔」』を忘れずに過ごせていけたなら、必ずその先には良い事が待っていると思います!
ではまた!!
次回更新は9月30日(月)です!