No.307 人生の選択肢
更新日:2019年12月1日
お元気ですか?
いよいよ今年も残すところあと1ヶ月!
例年通り、12月に入ってからの「1日」は、日を追うごとに加速し続け、あっという間に「大晦日」を迎えることになってしまいますので、仕事もプライベートもしっかりと計画を立てて過ごしたいものです!
「からあげ鳥亀(都賀本店&宇都宮鶴田店」ではクリスマス予約も承っておりますので、皆様のご予約をお待ちしております!
鶴田店では
21日(土)~25日(水)までのクリスマス期間は
「全メニュー販売」はもちろんのこと、
クリスマス限定メニュー「岩手県産・菜彩鶏の骨付き骨付きもも肉(50本限定)」
もご用意させていただきますので
ぜひご賞味下さい!!
鶴田店
25日(水)通常営業
26日(木)振替休業
本店
25日(水)定休日
26日(木)通常営業!

随分前のブログにも書きましたが、息子が小5の時。
2学期の通信簿で算数の成績が悪かった時、息子が泣いて悔しがっていたので、冬休みに入ってから週に2日ぐらい勉強を教えるようになりました。
それは中学校に入ってからも続いていて、今では週に4日ぐらいは勉強をサポートしています。
私が家に帰る時間や息子の部活(朝練)のことを考えると、一緒に出来るのは1時間ぐらいですが、「数学」と「英語」をメインに教えています。
(なかなか「成果」には繋がりませんが…涙)
「よく教えられるね!」、「よく憶えているね!」と思われるかもしれませんが、30年以上前のことを憶えているわけがありません。
書店で「教科書ガイド」なる虎の巻を購入し、自分なりに予習をして記憶を取り戻してから教えているのです(汗)

その当時はよく理解していなかったのに、今は一度読んだだけで理解出来るから不思議なものです。
「なんのために勉強するの?」
「こんなこと教わって将来役に立つの?」
子供の頃、「一次関数」や「原子・分子」の授業を受けながら誰しもが必ず一度は思ったはずです。
そんな疑問を抱きながらも、その答えは見つけられぬまま、日々の授業に追われていた記憶があります。
中学2年になった息子が、まさに「その時」を迎えています。
先週、寝る前に息子の部屋でいろいろ話をしていると、勉強嫌いの息子は「その疑問」を真顔で私に投げかけてきました。
「これをみてごらん!」
息子の部屋に貼ってる魚のポスターを指差しました。

そしてこう話しました。
「もし、このポスターの中の魚に変身して水の中を自由に泳げるとしたらどの魚になりたい?」
息子は描かれている魚たちの中から大好きな魚をすぐに選びました。
「じゃあこの中では」とポスターに描かれている下半分の魚たちの中から選ばせました。
息子は「あまりなりたい魚はいないけど…これかなぁ」と1匹を選びました。
最後に一番下の列に並んでいる魚たちから選ばせると
「この中にはいない!」と選びませんでした。
「それでも1匹選ばなくちゃいけないとしたら?」
そう話すと「これかなぁ~」とつまらなそうな顔で1匹の魚を指差しました。
「勉強する本当の目的というのは、書けなかった漢字が書けるようになったり、意味が分からなかった英文が訳せるようになったり、日本や世界の昔の出来事を知ることが出来たり、地震のしくみが分かるようになったり…
『知らなかったことを学んでそれを生活に活かす』ってことが一番の目的だと思う。」
息子はあまり納得のいく表情はしませんでした。
「でもそれは勉強をする目的だけど、本当の意味で勉強することが大切なのは『選択肢を増やす』ということだよ。」
「中学生のうちに基礎的な学力をつけて高校に行き、高校でもまた学力を身につけて大学へ行く。」
「そして就職活動をしながら自分で『会社』を選び『社会人』になる。」
「今はどんな仕事をしたいとか、どんな職業に就きたいとかあまり考えないかもしれないけど、いざ!その時が来るとポスターの『魚選び』みたいなことが起こるんだ。」
A君はポスターの中からどれでも好きな魚を選べる
B君は半分の中から選べる
C君は限られた中からしか選べない
A君はB君やC君が選ぶ魚も選べるけど、C君はA君やB君が選んだ魚を選ぶことは出来ない。
どんなに「その魚」になりたいとしても!
この「勉強=選択肢を増やすため」という考えは自分で思いついたことではなく、10年以上前に島田紳助があるTV番組内で話をしていたことに深く感銘を受けたからです。
⇒こちら
紳助さんは不良上がりで勉強などせず、「勉強してなんになるねん!」とよく親に立てついていたと言います。
でも、紳助さんの娘は学生時代からよく勉強する子で、それを見ていた紳助さんが「勉強ばっかしてなんになんねん!!」と聞いたところ、娘さんから「人生の選択肢が増えんねん」という言葉を聞いて深く感動したということを話していました。
紳助さんの知り合いに京都大の法学部を卒業しながらもマッサージ師の道を選んだ女性がいるそうです。
その女性に「なんでマッサージ師を選んだの?」と聞いたところ、「別に京都大を出たからって何かしなくちゃいけない仕事なんて決まってないじゃないですか。いろいろ出来るけどその中から私はマッサージ師を選びました。」と答えたそうです。
最後に紳助さんは「お金」に例えてこんな風に話をしました。
「財布に10000円持っている人と100円しか持っていない人との差や」
「10000円あったら何でも買える。300円の物を買ったっていい。でも、1000円しか持っていなかったら2000円の物は買えない」
こう書いてしまうと、私が「学歴が全て」の考え方だと思われるかもしれませんがそれは絶対にあり得ません!
何故なら、それとは真逆の人生を歩みながらも、毎日充実した日々を送れているからです!
いくら勉強をして良い大学に入り、大きな会社に入り、良い給料を貰えたとしても、朝起きた時「あぁ~今日も仕事かぁ」と思いながら1日が始まる人と、小さい会社で働きながらも「よし!今日はあの仕事を頑張るぞぉ!」と会社に向かう人とでは、「仕事の幸福感」で考えるならば間違いなく後者の方が幸せな人生だと思います。
少なくとも30年以上はその生活が続くのですから。
自分に合う仕事、自分がやりたい仕事が出来て、その結果として「給料」を貰えるという形がベストです!
そして、本当の意味で「豊かな人生を送る」には人との繋がり(コミュニケーション能力)が最も大切で、それは教科書には載っていないことばかりなのです。
成功者と呼ばれる方々の共通点は間違いなく、「コミュニケーション能力」が非常に高いということです。
教科書で学ぶのは「知識」であり、本当に大切なことは社会人になってから多くを学ぶものだとも思います。
その「知識」をフル活用しながら。
こういうことも全て息子には話をしていますが、まだ理解するには時間がかかりそうです。
でも、「選択肢を増やす」ということは「可能性を広げる」ということでもあるので、この先も出来る限りのサポート、そしてアドバイスは「親」として続けていきたいと思っています!!
ではまた!!
次回更新は12月31日(火)です!