NO.59 私が考える「復興」
お元気ですか?
お店に飾っている花たちはすぐ近くの栃木園芸さんに植え込みまでお願いしているのですが3月を過ぎた頃、3つのプランターからニョキニョキと何やら芽が出てきました。
最初は「なんだコレ?」と思っていましたが今月に入ると綺麗なチューリップの花が咲きました!
栃木園芸のスタッフさんが納品に来た時にはパンジーと葉牡丹しか植えてないと思っていました。(スタッフさんもその時は特に何も言わなかった…)
それが今では3色(赤、黄、紫)のチューリップが主役になり皆さんをお出迎えしております。
チューリップを見る度に「プロだなぁ」と感心させられるサプライズでした!
東北復興に向け「東日本大震災復興構想会議」が立ち上げられました。
各界から多くの著名人を選出して議論がなされ6月ぐらいをメドに構想が固まってくるかと思います。
もちろん私ごときがそのメンバーに加わることなどあり得ない話ですが、私にもいくつかの構想あります!
その中の1つを語らせていただきたいと思うのです。
多分、いや間違いなくほとんどの方がこの構想に対して「反対」の意見を持たれるとは思いますが…。
その構想とは…
今、議論されていることは被災地の全てを元通りにすることや二度と今回の悲劇を繰り返さぬよう「より強固な構造物の必要性」などに対してということがほとんどかと思います。
私もそのことに異議はありません。
でも、私は違った角度からの「復興」もあるのではないかと思ったのです。
それは…
被災地のどこか1つのエリアを「被害を受けたままの状態」に残す。瓦礫の山、津波に流されボロボロになった車がビルの上に乗っている姿、漁船が数百メートルも陸地に流された姿、そういうものをそのままの状態で残す。そしてエリア内の一角に「東日本大震災追悼館」のような建物や犠牲者に対し慰霊碑を建て、建物の中には写真や映像、震災のデータや遺留品などを展示する。
被災地には多くのTVレポーターや芸能人などが訪れていますが、皆が口を揃えて言うことは「テレビで観るより相当ひどい!」という言葉。
今回の震災は100年に1度とも1000年に1度とも言われるほどの大惨事となってしまいました。
でも、人間として1番の長所でもあり短所でもあることは「忘れっぽい」ということ。
そのためにも「残す」ということは大切な気がします。
もし、この構想が実現したならば将来的には日本中、いや世界中から観光客が東北を訪れ「経済的復興」にも大きく貢献できると思うのです。(広島の原爆ドームや平和記念資料館のように) そして何よりも「東日本大震災」が永遠に語り継がれることになります。
でも、この構想は現実的な話ではないことは分かっています。
行方不明の方々を1人でも多く発見するために瓦礫の撤去は全て行わなければならないですし、被災地の方々はきっと「見せもんじゃねぇんだ!」とか「いつまでもそんな光景見たくない!」というご意見がほとんどだと思います。
ただ、私は全てを元通りすることだけが復興ではないと思うのです。
「復興」という言葉自体が「元に戻す」という意味合いが強いので「新生」という言葉を掲げ、今まで以上の「東北」そして「日本」を目指すべきだと思うのです!
ではまた!!