No.60 それぞれの「物差し」
お元気ですか?
ゴールデンウィークも真っ只中!中には驚異の10連休なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我が鳥亀鶴田店は8日(日)まで休まず突っ走りますので皆さんの「GWおでかけプラン」の中に「鳥亀」の文字が入ることを願っております!
≪9日(火)~11日(木)の3日間は休業させていただきます≫
4月いっぱいで福島県から非難されていた方々がフォレストアリーナ(鹿沼市)を後にされました。 避難所を離れる前のセレモニーで避難者代表として挨拶された大谷春吉さん(87歳)は「人生の幕引きには満天の星空に鹿沼の皆さんの幸せを祈りたい」という言葉を残されたそうです。
今回のプロジェクトに携わったスタッフの方々、そしてボランティアの方々にとって最高の「言葉の恩返し」になったと思います。
先週の水曜日(定休日)は「明日からゴールデンウィークも絡んでハードな11日連続営業になるから体をケアしてしっかり乗り切るべ!」との思いで宇都宮市にあるザ・グランドスパ南大門(旧 健康サウナ南大門)に行ってきました。
高麗人参風呂や露天風呂などに2時間タップリ入りました。これ以上入っているとのぼせて鼻血が出るんじゃないかと思うぐらい完全に「ゆでだこ状態」になったので風呂から出て2階に上がりました。
それまでの疲れも相当溜まっていたのでマッサージを受けることにしました。
力がある男性スタッフを指名してグイグイ揉んでもらいたかったのですが、あいにく男性スタッフが空いておらずちょっとガッカリ気味でしたが女性スタッフにお願いしました。
女性スタッフが「どこかお疲れのところはございますか?」と聞いてきたので
「首と肩をメインでお願いします!」と伝え、今まで男性スタッフのマッサージしか受けたことがなく、物足りなさを感じたくなかったので「ガチガチに凝っているのでギッチリ強めでお願いします!!」の一言も添えました。
女性スタッフは「かしこまりました」の言葉と同時に揉み始めたのですが…
笑っちゃうほどスゴい力なのです!
肩を揉んでいる時なんて「おいおい!指が骨まで届いちまうぞ!!」と思うぐらいグイグイ入ってくるのです。
「ギッチリ強め宣言」を出した手前、今さら「もうちょっと軽めで…」なんてことは言えるはずもなく、その後は歯を食い縛り、脂汗をかきながら60分間の拷問に耐え抜きました。
終わってから「どれくらいの力でやったんですか?」と聞くと「10のうち5ぐらいですかね」と一言…。恐れ入りました!
荒治療が効いたのか、終わった後は肩がかなり軽くなり、くつろぎスペースのソファーに座りながらリラックスしていると3人の親子がやってきました。
マンガがズラッと並んだ本棚からパパ&ママは2,3冊ぐらい手に取りソファーに座りながらマンガを読み始めました。子供は4歳ぐらいの女の子。手にはアイスクリームを持って美味しそうにペロペロ舐めていました。
「うちは男の子だけど女の子も可愛いなぁ」なんて思いながら見ているとしばらく経ってもパパ&ママはずっとマンガを読みっぱなし。女の子はアイスも食べ終わったのであっちに行ったりこっちに行ったりしていました。合間にパパ&ママのところに来てかまってほしいからちょっかいを出すのですが全くの無反応!
「マジか!」と思い両親の顔を見るも2人とも何食わぬ顔でマンガを読み続けている。
その後、何回も女の子がちょっかいを出しに戻ってきても一向に態度は変わらず…。
女の子が一瞬見せる寂しげな表情がたまらなくなり、女の子が食べていたものと同じアイスクリームを買ってきて「さっき美味しそうに食べてたからおじちゃんも食べたくなっちゃったよ!」と話しかけました。
すると「それ美味しいよ!」と言葉を返してくれました。
「あっ!ほんとだ!!美味しいね!おじちゃんはバニラが大好きなんだよ!何の味が好きだい?」と聞くと「私もバニラ!イチゴも好きだけどね!」とまた返してくれました。
しかし…そんな会話もマンガに夢中で聞こえていないのか2人揃って相変わらずの無反応!
私は思わず「さっきから何でずっとほったらかしでかまってあげないんですか?」と言ってしまった。(どんな反応をするのか興味があったので…)
結果は…私の言葉にも無反応。私まで「ほったらかし」にされてしまった。
その後、しばらくしてパパの「行くぞ!」の一声で3人はその場を立ち去ってしまいました。
「私の常識はあなたの非常識、あなたの常識は私の非常識」
人それぞれ物差しの長さも違えば目盛の数や間隔だって違う。「自分の物差しだけでは測れないことがたくさんあるんだよなぁ」と3人の後ろ姿を見つめながら思ったのでした…。
ではまた!!
次回は5月12日(木)更新予定です!