top of page
  • 執筆者の写真店長

No.79 大切なこと

お元気ですか?

太陽の勢いが弱まってきたと思いきや、再び絶好調の日々が続いており「残暑」と呼ぶにはあまりにも暑く、気温だけを見るとまだまだ夏真っ盛りって感じですね!

(まだまだシャツクールが手放せませんっ!)

それでも朝晩は少しずつ涼しくなってきており、季節の移り変わりを肌で感じています。

私は週に2回は息子を保育園に送りに行くのですが、園舎に入るとそこはもうジャングル状態!元気な子供たちが朝から大はしゃぎです!

あちらこちらから聞こえてくる笑い声や泣き声。

雑巾がけの早い子、遅い子。歌が得意な子、苦手な子。リズム(簡単な体操)が得意な子、苦手な子。縄跳びが得意な子、苦手な子。絵が得意な子、苦手な子…。

でも良く見てみると歌は得意だけど縄跳びは苦手な子、雑巾がけは早いけどリズムが苦手な子…。子供たちと同じ数の「個性」がそこにあります。

私は個性=能力であり、能力=個性だと思っていますが、

今の学校教育はその大切な「個性」や「能力」に差をつけず、出来る限り「勝ち負け」をつけない傾向があるようです。

例えば、運動会のかけっこでは横1列になって手をつなぎながら走り、全員で同時にゴールさせて順位をつけない学校がありますし、学芸会での劇では主役は作らず、全員が平等になるようなセリフの数を与えるそうです。全ての学校がそうではありませんが…。

以前のブログで私は「人生に勝ち負けはない!」と言いましたが、日々の生活は勝負の連続です。子供時代は特にそうです。勉強やスポーツ、遊びだってハッキリとした勝ち負けがあります。

本来、「かけっこ」はその代表的なものです。

必ずクラスの中にはとんでもなく足の速い子が1人はいるものです。

その子と競争して負ける。そうすると…

A君は悔しくて練習をして少しでも追いつこうとする。

B君は負けたことにただガッカリする。

そして、C君はかけっこでは勝てないけどマラソンなら負けないということに気づきマラソンを頑張る。

1つの勝負をとっても最低3通りの「気持ち」が芽生えます。

この「気持ち」がとても重要な気がします。

実際、私も子供の頃は短距離走があまり得意な方ではありませんでした。

でも、長距離走は得意だったのでマラソン大会が近くなると早起きして登校前にマラソンコースを走って練習しました。でも…結果は2位でした。

「みんなが寝ている時に頑張って練習したのに…」

とても悔しく、泣きながら家に帰ったことを憶えています。

でも、1番得意だった縄跳びは「縄跳び大会」の1ヶ月ぐらい前から家で練習を始め、 小学6年の時は普通跳び(1時間10分)・二重跳び(156回)という記録で2冠を達成しました。

中学校に行っても全校縄跳び大会では負けなしでした。

そうなったのも、元をただせば「短距離走は苦手」ということを自覚し、「でもこれなら負けない」というものを見つけ出せたからだと思います。

かけっこで手をつなぎ横一列でゴールするということは勝ちもしなければ負けもしない。

嬉しさもなければ悔しさもない。

そこからは何も生まれないと思うのです。

嬉しさ自信になり、悔しさになるということを経験させ、その繰り返しの中で「自分探し」をさせてあげることがたくさんの可能性を秘めた子供たちにはとても大切なことだと思うのです!

ではまた!!

閲覧数:0回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page