No.83 コンビニ(前編)
お元気ですか?
日に日に秋が深まってきましたが、先日の朝(8日)、開店の準備が終わり、コック服に着替えていると外からセミの鳴き声が聞こえました!「まだ生きている蝉がいたのかっ!」とビックリしながら聞いていましたが、夏ほどの元気さはなく「最後の一声」という感じでなんだか朝から切ない気持ちになってしまいました…。
私はよく立ち寄るコンビニが2店あります。
A店は休日に、B店は仕事帰りによく利用するのですが、同じコンビニでありながら「大きな違い」があるのです。
店の大きさも店内に並んでいる商品もほとんど同じ。今の季節はどちらのお店にも美味しいおでんが用意されています。
(ちなみに私はロールキャベツとちくわが大好きです!)
「大きな違い」というのは…スタッフの接客態度です。
A店はお客さんが店に入ると気付いたスタッフが笑顔と一緒に元気な声で「いらっしゃいませ!!」と迎えてくれます。それは他のスタッフに対し「ご来店です」と合図するかのように。
すると、奥の方で商品の品出しをしているスタッフからも元気の良い声が聞こえてきます。
お会計の時も丁寧で手際が良く「ありがとうございました」の言葉にも感謝の気持ちが伝わってきます。
一方、B店はというと…店に入っても無愛想な表情で「いらっしゃいませ」。他のスタッフはダンマリ。酷い時には「いらっしゃいませ」もありません。
レジで何人かのお客さんが会計を待っていても他のスタッフはお約束でもある「2番目でお待ちのお客様こちらへどうぞ!」の声もなく、何食わぬ顔で品出しや床の掃除をやっています。
無愛想のまま淡々と会計をこなし、やる気のない声で「ありがとうございました~」という始末。
それでも「まぁ~こういう店もあるんだなぁ」と思いながら便利さを優先してあまり気にしていませんでしたが、先日あまりの酷さにブチ切れました。
その日は、いつものように店に入りATMを利用しようとすると、店長と思われる男性と若い男子スタッフが立ち話をしていたので通路が塞がっていて通れませんでした。
若い男子スタッフが私に気づいたので通路を開けてくれるのだろうと思いましたが、なんとその若者は再び会話を続けたではありませんか!
その瞬間…「邪魔だっ!!!」と店内に響き渡るほどの大声を張り上げました。
私は顔もデカけりゃ体もデカく、そのためか声も人一倍デカいのです!
(ヒソヒソ話をしてもいつも周りにいる人に筒抜けです)
その声を聞いた他のお客さんは一斉にこちらを向き、言われた二人も至近距離での大声だったので驚いて飛び上がりました。
「客が来てんのにベチャクチャ喋ってんじゃねぇぞ!!」と店長らしき男を怒鳴りつけると、その時ばかりは「すいません」と深々と頭を下げ、そそくさと店の奥に姿を消してしまいました。
後半に続く…